WordPressサーバーを価格別に比較/特徴が浮き彫りに

eyecatch WordPressのメモ

こんにちは。

WordPressブログを始めるためには、まず最初にレンタルサーバを借りる必要があります。

色々なサイトで色々なサーバがおすすめされていますが、そのサーバが自分に合っているかどうかは分かりません。

というか、サーバの違いがよくわかりませんね

そこで今回、色々なサーバを価格別に分けて性能を比較してみました。

各社のサーバの特徴が浮き彫りになって、結構おもしろい結果になりました。

先にどれかサーバをおすすめして欲しいという方には、ConoHaWINGのベーシックプランをおすすめします。値段は標準的です。性能は十分です。
独自ドメインが2つまで無料で付きます。
バックアップも標準装備で安心です。
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1.価格別にサーバを比較

ということで、早速、価格別にサーバを比較していきますね。

この記事の後半にサーバのスペックの見方必要な性能の目安を解説しましたので、サーバのスペックの見方が分からない方は、先に確認してみてください。

まず最初に、今回比較したサーバを紹介します(順不同)。

7個のサーバがありますが、それぞれさらに複数のプランがあります。全部で22プランのサーバをご紹介します。WordPressがインストールできるサーバに絞っています。

低価格サーバから企業向けの高級サーバまで入るように選んでみました。

では、サーバの価格を一覧で見てみましょう。

22サーバの価格表(税込み)を作りました。年間2千円程度~年間6万円以上するものまであって、結構、値段の幅が大きいですね。

表が大きいのでスクロールして眺めてみてください。

No. サーバ名 会社 プラン 1年契約の月額
(税込み)
1年契約の年額
(税込み)
初期費用(税込み)
1 ロリポップ GMOペパボ ライト 330 3960 0
2 ロリポップ GMOペパボ スタンダード 660 7920 0
3 ロリポップ GMOペパボ ハイスピード 825 9900 0
4 ロリポップ GMOペパボ エンタープライズ 2200 26400 0
5 エックスサーバー エックスサーバー スタンダード 1100 13200 0
6 エックスサーバー エックスサーバー プレミアム 2200 26400 0
7 エックスサーバー エックスサーバー ビジネス 4400 52800 0
8 ConoHaWING GMOインターネット ベーシック 911 10932 0
9 ConoHaWING GMOインターネット スタンダード 2145 25740 0
10 ConoHaWING GMOインターネット プレミアム 4290 51480 0
11 mixhost アズポケット スタンダード 1320 15840 0
12 mixhost アズポケット プレミアム 2640 31680 0
13 mixhost アズポケット ビジネス 5280 63360 0
14 お名前.com GMOインターネット 1種類のみ 1078 12936 0
15 CORESERVER GMOデジロック CORE-X 528 6336 1650
16 CORESERVER GMOデジロック CORE-Y 858 10296 1650
17 CORESERVER GMOデジロック CORE-Z 2178 26136 1650
18 CORESERVER GMOデジロック CORE-MINI 220 2640 0
19 CORESERVER GMOデジロック CORE-A 440 5280 0
20 CORESERVER GMOデジロック CORE-B 880 10560 0
21 CORESERVER GMOデジロック CORE-C 3300 39600 0
22 XREA GMOデジロック XREA Plus 210 2514 0
  • この表は2022年12月18日時点のものです。
  • キャンペーン価格は考慮していません。
  • 各社とも頻繁にキャンペーンをやっていますので、公式HPチェック忘れずに。
キャンペーンのチェックはこちら(公式HPへ)
ロリポップ
エックスサーバー
ConoHaWING
mixhost
お名前.com
CORESERVER
XREA

そうしたら次に、先ほどのサーバを価格帯別に分けてみましょう。

1年契約にしたときの価格(初期費用は考えない)で、

  • 年間5千円前後
  • 年間1万円前後
  • 年間2万円前後
  • 年間3万円以上

に分けました。

そうすると、価格ごとの性能の違いが見えてきますよ。

1ー1.年間5千円前後のサーバ

最初は、年間5千円前後のサーバを説明します。

ちなみに、5千円前後のサーバにするか1万円前後のサーバにするかで迷っている方も多いはず。この後解説します。

年間5千円前後で借りられるサーバはこちら↓

No. サーバ名 会社 プラン 1年契約の月額
(税込み)
1年契約の年額
(税込み)
初期費用(税込み) Webサーバ ディスク種類 ディスク容量 転送量 MySQL バックアップ WordPress簡単
インストール
1 ロリポップ GMOペパボ ライト 330 3960 0 LiteSpeed SSD 200GB 無制限 1 7世代(330円/月)
15 CORESERVER GMOデジロック CORE-X 528 6336 1650 LiteSpeed SSD 300GB 無制限 無制限 3世代(無料)
18 CORESERVER GMOデジロック CORE-MINI 220 2640 0 Apache SSD 200GB 無制限 10 7世代(150円/月)
19 CORESERVER GMOデジロック CORE-A 440 5280 0 Apache SSD 400GB 無制限 無制限 7世代(150円/月)
22 XREA GMOデジロック XREA Plus 210 2514 0 Apache ? 100GB 無制限 5 7世代(150円/月)

そしたら、このクラスのサーバのスペックを順にみていきますね。

1ー1ー1.Webサーバについて

まず5千円クラスのサーバに使われているWebサーバを見てみましょう。

このクラスのWebサーバは、以前はほとんどApacheでしたが、次第にLiteSpeedが採用されてきています。

Apacheもとても信頼性があるWebサーバなので、突然動作がおかしくなったりするようなことはまずありませんが、大量のアクセスが一気に集中した場合に、ページの表示速度が遅くなる場合があります。

一方、最新のLiteSpeedを採用しているロリポップのライトプランと、CORE-Xは、大量のアクセスが集中しても高速に処理してくれると思います。

1ー1ー2.ディスク種類について

続いてディスクの種類について確認します。

5千円クラスのサーバは、XREA Plus以外、各社とも高速なSSDを使っていますね。

XREA Plusは、ディスクの種類が公式ページに掲載されていないので、表には「?」と記載しましたが、おそらくHDDを使用していると思います。

1ー1ー3.ディスク容量について

ディスク容量は、いずれも200GB~400GBあります。

ブログの記事数がだいたい100記事くらいで1GB~2GBくらいだと思いますので、十分ではないでしょうか。

十分というか、とても使いきれないと思います。。。

1ー1ー4.MySQLについて

MySQLの数は、WordPressをインストールできる数を表します。

ロリポップのライトプランはMySQLが1つですので、WordPressが1つしかインストールできません。そのためブログを1つしか作れません。

しかしロリポップはプラン変更が可能なので、ブログを追加したくなったらスタンダードプラン以上のプランに変更すれば問題ありません。

CORE-XとCORE-Aは、MySQLが無制限で利用できますので、WordPressでブログをいくつでも作ることができます。大量にウェブサイトを作成すると最初から決めている人は、CORE-XとCORE-Aが有力な選択肢になりますね。

1ー1ー5.転送量について

続いて転送量をチェックします。

全てのプランで転送量は無制限になっています。

転送量は、1か月に100万PVくらいの超人気ブログを運営している場合で数10GB/日~100GB/日くらいになると言われています(当ブログ未体験ゾーン)が、心配不要ですね。

1ー1ー6.年間5千円前後のサーバまとめ

5千円クラスのサーバでもブログを運営するには十分なスペックがあります。

これからブログを始めようと思っている方にはこの5千円クラスのサーバをおすすめします。

問題なく使えますし、コスパは最高だと思いますよ。

ちなみに、

が、年間4千円~6千円程度で競合しています。

どのサーバも十分な性能がありますが、複数のワードプレスをインストールできるCORE-Aのコスパが高いですね。

あと、

CORESERVERのCORE-MINI
XREA-Plus

が、年間2千円~3千円の激安ゾーンで競合しています。この中ではCORE-MINIのコスパが良い感じがしますね。

それから、5千円クラスのサーバ1万円クラスのサーバで迷っている方が多いと思います。

できるだけ安く済ませたいけど、5千円クラスだと不安だ、ってことですね。。。

これについては、正直5千円クラスのサーバで問題ないと思います。

もちろん高性能なサーバを使えるならその方がいいですが、今は技術が進歩しているので、昔と違って5千円クラスのサーバも高性能になっています。

ブログのアクセス数が10万PV/月とか100万PV/月とかになってきた頃に心配すればいいと思います。

ですので、迷っている方は、単純に、自分はサーバにお金をいくら払ってもよいと思うのかで決めて良いと思います。

年間1万円くらいなら払ってもよいと思う方は、最初から1万円クラスのサーバにしておけば安心ですね。

それはもったいない、と思う方は、5千円クラスのサーバを選べばいいのではないでしょうか。

1ー2.年間1万円前後のサーバ

続いて、年間1万円前後で借りられるサーバを紹介します。この価格帯のサーバを利用している方がかなり多いのではないかと思います。

たしかに、このクラスのサーバを選んでおけば、何があっても大丈夫でしょうという安心感はありますね。

年間1万円前後で借りられるサーバはこちら↓

No. サーバ名 会社 プラン 1年契約の月額
(税込み)
1年契約の年額
(税込み)
初期費用(税込み) Webサーバ ディスク種類 ディスク容量 転送量 MySQL バックアップ WordPress簡単
インストール
2 ロリポップ GMOペパボ スタンダード 660 7920 0 LiteSpeed SSD 300GB 無制限 50 7世代(330円/月)
3 ロリポップ GMOペパボ ハイスピード 825 9900 0 LiteSpeed SSD 400GB 無制限 無制限 7世代(無料)
5 エックスサーバー エックスサーバー スタンダード 1100 13200 0 nginx SSD 300GB 無制限 無制限 14日(無料)
8 ConoHaWING GMOインターネット ベーシック 911 10932 0 nginx SSD 300GB 無制限 無制限 14日(無料)
11 mixhost アズポケット スタンダード 1320 15840 0 LiteSpeed SSD 300GB 無制限 無制限 14日(無料)
14 お名前.com GMOインターネット 1種類のみ 1078 12936 0 nginx SSD 400GB 無制限 無制限 14日(無料)
16 CORESERVER GMOデジロック CORE-Y 858 10296 1650 LiteSpeed SSD 500GB 無制限 無制限 15世代(無料)
20 CORESERVER GMOデジロック CORE-B 880 10560 0 Apache SSD 600GB 無制限 無制限 7世代(150円/月)

1万円クラスはどのサーバの値段も性能もほぼ互角ですね。

ガチの激戦区w

1ー2ー1.Webサーバについて

では、1万円クラスのWebサーバを見ていきましょう。

このクラスになると、高性能なnginxとLiteSpeedばかりですね。CORE-BだけApacheが採用されています。

nginxもLiteSpeedも、短時間に大量のリクエストがきても高速に処理できるように開発されたWebサーバです。なので、ブログの有名になってPV数が増えても安心と言えます。

1ー2ー2.ディスク種類について

各社ともSSDを使用しており高速仕様になっています。

1ー2ー3.ディスク容量について

300GBから600GBとなっており、各社とも、使いきれないほどの十分なディスク容量があります。

1ー2ー4.MySQLについて

ロリポップのスタンダードプランだけ50ですが、各社ともMySQLの数に制限はありません。

50でも十分だと思いますので、どれを選んでもお好きなだけWordPressをインストールしてウェブサイトをお作りいただけます。

1ー2ー5.転送量について

各社とも1日あたり無制限になっています。

なので、全く気にしなくて大丈夫ですが、転送量は、1か月に100万PVくらいの超人気ブログを運営している場合で数10GB/日~100GB/日と言われています。

1ー2ー6.年間1万円前後のサーバまとめ

ブログをこれから始めようと思っている初心者の方が、最初からこのクラスのサーバを使う必要があるかどうかは、意見が分かれるように思います。

値段が高いと言えば高いですが、それでも年間1万円程度で済みますし、ウェブサイトの表示速度がGoogleの検索順位にも影響することも考えて、1万円払っても良いと思える方は、このクラスのサーバを使うのがいいと思います。

最新のLiteSpeedを採用したサーバを使ってみたい方は、

の中から選んでみてください。

実績のあるnginxを採用したサーバの方がいいという方は、

から選んでみてください。

あと、1万円クラスのサーバは非常に利用者が多く、みんなが一斉に使うと動作が遅くなる可能性がありますね。

なので、ひょっとしたら利用者が少ないサーバを選んだ方が快適に使えるかもしれませんね。

1ー3.年間2万円前後のサーバ

続いて、年間2万円前後で借りられるサーバを紹介します。個人でこの価格帯のサーバを利用している方はあまり多くないと思います。主に企業向けになるのではないかと思います。

年間2万円前後で借りられるサーバはこちら↓

No. サーバ名 会社 プラン 1年契約の月額
(税込み)
1年契約の年額
(税込み)
初期費用(税込み) Webサーバ ディスク種類 ディスク容量 転送量 MySQL バックアップ WordPress簡単
インストール
4 ロリポップ GMOペパボ エンタープライズ 2200 26400 0 LiteSpeed SSD 1.2TB 無制限 無制限 7世代(無料)
6 エックスサーバー エックスサーバー プレミアム 2200 26400 0 nginx SSD 400GB 無制限 無制限 14日(無料)
9 ConoHaWING GMOインターネット スタンダード 2145 25740 0 nginx SSD 400GB 無制限 無制限 14日(無料)
17 CORESERVER GMOデジロック CORE-Z 2178 26136 1650 LiteSpeed SSD 800GB 無制限 無制限 15世代(無料)

年間2万円クラスのサーバも、見事に性能が互角ですね。。。

1ー3ー1.Webサーバについて

このクラスですと、nginxとLiteSpeedしかなく、高性能なサーバぞろいになっています。

nginxもLiteSpeedも、短時間に大量のリクエストを高速に処理できるように開発されたWebサーバですので、PV数が増えても安心ですね。

1ー3ー2.ディスク種類について

各社ともSSDを使用しており高速仕様です。

1ー3ー3.ディスク容量について

エックスサーバーのプレミアムプランと、ConoHaWINGのスタンダードプランの400GBから、ロリポップのエンタープライズプランの1.2TBまであり、各社とも十分なディスク容量だと思います。

1ー3ー4.MySQLについて

各社ともMySQLの数に制限はありませんので、複数のウェブサイトを必要なだけ自由に作ることが可能です。

1ー3ー5.転送量について

各社とも無制限になっており、心配は不要です。

1ー3ー6.年間2万円前後のサーバまとめ

おそらくこのクラスのサーバは企業サイト用がメインと思いますが、物販サイトなどを予定している方は、大量注文が来ても大丈夫なように、このクラスのサーバを検討してもよいかもしれませんね。

1ー4.年間3万円以上のサーバ

続いて、年間3万円前後で借りられるサーバを紹介します。

といっても、もはや解説に意味がないと思われますので紹介のみにします。

No. サーバ名 会社 プラン 1年契約の月額
(税込み)
1年契約の年額
(税込み)
初期費用(税込み) Webサーバ ディスク種類 ディスク容量 転送量 MySQL バックアップ WordPress簡単
インストール
7 エックスサーバー エックスサーバー ビジネス 4400 52800 0 nginx SSD 500GB 無制限 無制限 14日(無料)
10 ConoHaWING GMOインターネット プレミアム 4290 51480 0 nginx SSD 500GB 無制限 無制限 14日(無料)
12 mixhost アズポケット プレミアム 2640 31680 0 LiteSpeed SSD 400GB 無制限 無制限 14日(無料)
13 mixhost アズポケット ビジネス 5280 63360 0 LiteSpeed SSD 500GB 無制限 無制限 14日(無料)
21 CORESERVER GMOデジロック CORE-C 3300 39600 0 Apache SSD 1200GB 無制限 無制限 15世代(無料)

2.サーバ選びのポイント

次に、サーバ選びのポイントを説明します。

サーバを比較するときのスペックの見方必要な性能の目安を解説してあります。

公式HPを見るときも、このポイントを押さえておけば大丈夫ですよ。

2ー1.Webサーバ

まずはWebサーバ。

Webサーバ」は、ユーザ(ブラウザ)とのデータのやり取りを処理するソフトウェアです。

ややこしいのですが、

  • 「Webサーバ」は「サーバ」上で動くソフトウェア
  • 「サーバ」はハードウェア

です。

Webサーバが高性能だと、ブログ(ウェブサイト)の表示速度が高速になります。

Webサーバの主流は、現在は下記の3種類。

  • Apache(アパッチ)
  • nginx(エンジンエックス)
  • LiteSpeed(ライトスピード)

「Webサーバ」は、世界中のユーザから「サーバ」に送られてくる大量のリクエストを処理します。

そのため、「Webサーバ」がモタモタすると、リクエストに答えるのに時間が掛かり、ウェブサイトの表示速度は遅くなります。

なので、たとえ同じ「サーバ」でも、高性能なWebサーバ」を採用した方がウェブサイトの表示速度は速くなります。

「Webサーバ」の速度は、ざっと、

LiteSpeed(超速い) > nginx(速い) > Apache(標準)

です。

2ー1ー1.Apache

「Apache」は1995年にリリースされて以来、25年以上の使用実績があります。

「Apache」は歴史が長い分、バク(不具合)を出し切っていると言われており、高い信頼性と安定性があります。

「Apache」は、ユーザから受け取ったリクエストを真面目に一つずつ処理するように作られているので、大量のリクエストが同時に来てしまうと、さばくのに少し時間が掛かるという特徴があります。

2ー1ー2.nginx

「nginx」は、同時に大量のリクエストがきても、瞬時にさばけるように、身軽に動作するように作られていて、2004年から使われています。

「nginx」は、「Apache」の10倍~100倍程度の同時リクエストに耐えられるように作られているようです。

ただし、「nginx」は身軽な分「Apache」に比べて機能が少ないため、実は裏では「Apache」も一緒に働いていて、難しい処理は「Apache」にやらせています。

2ー1ー3.LiteSpeed

「LiteSpeed」は「nginx」よりも応答時間が速く、大量のリクエストをより早くさばけるように作られた最新のWebサーバです。

これから次第に、「LiteSpeed」を採用するサーバが増えていくのではないかと予想されます。

2ー2.ディスクの種類

続いて「ディスク」です。

ディスクは、データを保存しておく装置です。

データを記録するディスクには、「HDD」と「SSD」があります。

これまで長い間主役だった「HDD」は、回転する磁気ディスクにデータを記録方式です。そのため、データの読み書き速度に制約があるうえ、故障も発生しやすいという特徴があります。

これに対して、最近普及してきた「SSD」は、半導体メモリにデータを記録する方式です。そのため、読み書きの速度が非常に高速で、故障もほとんど発生しません。

SSDを選んだ方がよさそうですね。

2ー3.ディスク容量

「ディスク」には、WordPressのプログラムやテーマ、プラグイン、写真や動画などのデータが保存されますが、保存できる量が決められています。

もちろん、たくさん保存できる方がいいです。

一つのブログ(ウェブサイト)が保存するデータ量は、サイトによって違いはありますが、だいたい目安として、100記事~200記事のブログでも1GB~2GB程度になります。

1000記事なら100GBな感じです。

これに対して、ほとんどのサーバは最低でも100GBのディスク容量があります。

なので、普通の人はとても使いきれないと思います。

ディスク容量を気にする必要があるのは、動画をたくさんサーバにアップする予定があるとか、企業サイトであるとか、やたら大量のバックアップを保存する、などの事情がある人くらいですね。

ディスク容量は、使いきれないので、気にしなくて大丈夫そうですね。

2ー4.転送量

「転送量」は、サーバからユーザ(ブラウザ)に送信できるデータ量の上限です。スマホでいうと「ギガ」ですね。

なので、例えば、転送量が「600GB/日」のサーバの場合は、1日に合計600GBを超えたらアクセス制限が掛かります。

当然、ブログが有名になれば毎日大量のアクセスが来るようになるので、転送量を心配する必要が出てきます。

ブログの1記事のデータ量を2MB~3MBとして計算すると、1か月に10万PV(ページビュー)のブログで、おおよそ7GB/日~10GB/日くらいになります。

なので、1か月に100万PVのブログを運営しているとして、多くて100GB/日くらいが目安になりますね。

ただ、特に人気のないブログでも、突発的なニュースなどでアクセスが急に増えることがあります。このような場合、急に1日で10~20GB程度増えることがあります。

あと、ブログで動画を配信する場合も転送量は増えますので気を付けた方がいいです。

なので、転送量については、超人気ブロガーの方や、動画をたくさん配信する予定がある方、企業サイトを運営する方などは気にしたほうがいいですが、それ以外の方は、ほぼ気にする必要はありません。

転送量も、気にしない。

2ー5.MySQL

「MySQL」は、まいえすきゅーえると読みます。

WordPressが使うデータベース(データの保管場所)を管理するソフトウェアです。

基本的に1つのWordPressに1つのMySQLが必要です。そのため、複数のブログを立ち上げたい方はその数だけ「MySQL」が必要になります。

ちなみに「MySQL」は、WordPressの投稿記事やユーザ名、パスワードなどのデータを管理します。

ブログを複数作りたい時は、MySQLも同じ数だけ必要ってことですね。

3.価格別にサーバを比較のまとめ

サーバを価格別に分けて比較してみると、大まかな性能の違いが見えてきたと思います。

自分にはどの価格帯のサーバがよさそうか、目星はつきましたか。

あとは、会社によって、

  • 管理画面の使いやすさ
  • サポート(電話OK、メールのみ、など)
  • プラン変更できるかどうか

などのような、スペックには表れないところが違います。

各社の公式サイトで確認するか、無料お試し期間を使って実際にサーバを使って確かめてみるのがいいと思います。口コミを参考にするのも有効ですが、情報が古い場合があるので注意してください。

公式HP一覧載せておきます。

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